チョット待って!ちゅぴcomの「Air-LAN」をおすすめしない2つの理由!

「ちゅぴcom Air-LAN」は、回線の工事をしなくても自宅でインターネットが使えるようになるサービスのことです。

手軽にインターネットが使えるということで、あなたは「ちゅぴcom Air-LAN」を申し込もうと思っていませんか?

ただ、インターネットの受付窓口で働いていた僕からすると、「ちゅぴcom Air-LAN」は通信速度が遅く、使えるエリアが広島市内と廿日市市などの一部地域だけなので、あまりおすすめできるサービスではありません。

下手をすると、自宅に設置しても「全然電波が入らない=ネットが遅い」ということになる可能性が高いです。

なので、「ちゅぴcom Air-LAN」を申込むのであれば、通信速度が速く、広い地域で使える全国で使えるWiMAX(ワイマックス)の方がおすすめです。

後で詳しく解説しますが、持ち運びのできるルーターでインターネットを使ってアストラムラインや山陽本線に乗車した場合、途中から電波が入らなくなってしまうエリアがあります。

今回は「ちゅぴcom Air-LAN」について詳しく解説するので、申込みを迷っている人は参考にしてみてください。

ちゅぴcom Air-LANよりもおすすめのWiMAXの詳細はこちら

ちゅぴcom「Air-LAN」ってどんなサービスなの?

「ちゅぴcom」 というのは中国新聞グループの3つのケーブルテレビ会社が統合されたブランド。

広島にあるケーブルテレビ会社だと思ってください。

その「ちゅぴcom」が始めたインターネットサービスが「Air-LAN(エアーラン)」というインターネットサービスです。

月額料金は定額2,480円で、通信制限がないというのが一番の売りです。

使える端末は自宅のコンセントに挿すだけで利用できるホームルーターと、持ち運んで利用できるモバイルルーターがあります。

それぞれの端末の性能を比較すると下記のような感じです。

【ちゅぴcom Air-LANの端末の比較】

  モバイル ホーム
外観
用途 持運び可 自宅用
端末名 E5577s-932 eA280-135
最大通信速度 100Mbps 100Mbps
バッテリー 12時間 なし
接続台数 10台 64台

通常、光回線を使う時には自宅やマンションで開通工事を行う必要があります。

そのため、工事料金が高額な上に、大家さんや管理会社の許可が必要になるので工事を躊躇する人は多いです。

そんな中、「ちゅぴcom Air-LAN」なら、工事不要でインターネットを使うことができるようになります。

ホームタイプは自宅のコンセントに挿すだけ。

モバイルタイプは端末を充電してスイッチをONにするだけなので、とても簡単です。

ただ、最初にもお伝えしたように「ちゅぴcom Air-LAN」は通信速度が遅く、使えるエリアが狭いのでおすすめはできません。

自宅や移動範囲が「ちゅぴcom Air-LAN」のエリア内で、メールやラインのやり取りだけしかしないという人であれば、2,480円で使えるというのは大きな魅力かもしれません。

ただ、アストラムラインや可部線、山陽本線を使って通勤する途中にネットを見るという人。

動画視聴をするという人は「ちゅぴcom Air-LAN」では力不足だというのが正直な感想です。

ちゅぴcomの評判や口コミ

では「ちゅぴcom Air-LAN」の評判はどんな感じなのでしょうか?

実際に使っている人の口コミをTwitterから集めてみました。

ケーブルテレビでのネット接続も混ざっているかもしれませんが、ざっと評判を見てみるとこんな感じです。

問題なく使えている人もいると思いますが、やはりエリアの狭さゆえの通信速度がネックとなるようですね。

「ちゅぴcom Air-LAN」のデメリット

という訳で、「ちゅぴcom Air-LAN」の最大のデメリットとなる通信速度と通信エリアについて詳しくみていきましょう。

まずは通信速度についてです。

通信速度が最大100Mbpsと遅い

最近のインターネットサービスは最大通信速度が1Gbps(1,000Mbps)を超えているものがほとんどです。

例えば、最初に紹介したWiMAXであれば、モバイルルーターの最大通信速度は1,200Mbps。

ホームルーターの最大通信速度1,000Mbpsとなっています。

上記は実際に使った際の写真です。

僕はインターネットの受付&相談窓口で働いていたくらいのネットマニアなので、色々なインターネットサービスを使い比べています。

それに対して「ちゅぴcom Air-LAN」の最大通信速度は100Mbps・・・。

WiMAXと比べると、最大通信速度は10分の1の性能しかないことが分かります。

WiMAXちゅぴcom
最大通信速度1,000~1200Mbps100Mbps
通信エリア全国広島の一部

最大通信速度というのは動画を観たり、楽天市場などの商品画像を読み込んだりする際に重要となる数値です。

通信速度が遅いと動画が途中で止まったり、画像を読み込むのに時間がかかってイライラしてしまうことが増えます。

なので、インターネットサービスを選ぶ際は通信速度が速いものを選ぶのがベスト。

そう考えると、「ちゅぴcom Air-LAN」はちょっと物足りなさが目立ちます。

筆者のおすすめWi-Fi
現在、料金割引キャンペーンを行っています

通信エリアが広島市や廿日市などの一部の地域のみ

そして「ちゅぴcom Air-LAN」の一番の欠点が、通信エリアがとても狭いということ。

これは画像で比較すると、その違いがすぐに分かります。

まず広島県のWiMAXの通信エリアはこんな感じ。

ピンクの部分が使えるエリアなのですが、広島市のほぼ全域をカバーしているのが分かります。

もちろん出張や旅行で他の都道府県に行く場合も問題なくインターネットが利用できます。

一方、「ちゅぴcom Air-LAN」の通信エリアはこんな感じ。

画像引用:ちゅぴcom公式ページ

こうして見ると使えるエリアが限定的なのが分かりますよね?

注目すべきはアストラムラインや可部線、山陽本線で移動する際、途中でエリア外になっている地域があることです。

例えば本通りからアストラムラインに乗った場合、上安や長楽寺くらいまではネットも使えそうですが、伴や広域公園前になると圏外になってしまいます。

これは山陽本線でも同じで、広島市内から新井口まで+廿日市はエリア内になっていますが、廿日市から大野付近まではエリア外になっています。

つまり宮島付近ではインターネとに接続することができない訳です。

これだと持ち運びができるモバイルルーターを持っていてもあまり意味がないですよね?

このように「ちゅぴcom Air-LAN」は月額料金は安いのですが、通信速度と通信エリアが物足りません。

そのため動画が途中で止まってしまったり、ネットが使いたい時に限って圏外になってしまう可能性が非常に高いです。

速度が遅くて繋がりにくいWi-Fiは1番ストレスが溜まるので、「ちゅぴcom Air-LAN」よりもWiMAXを申込むのがおすすめです。

筆者のおすすめWi-Fi
現在、料金割引キャンペーンを行っています

「ちゅぴcom Air-LAN」の速度が遅く、エリアが狭い理由

では、なぜ「ちゅぴcom Air-LAN」はこんなにも速度が遅く、通信エリアが狭いのでしょうか?

その理由はちゅぴcomが自社で設置したアンテナを使ってインターネットが使えるようにしているからです。

つまり、広島の会社が独自に運営しているサービスなので資金力がなく、規模がとても小さい訳です。

これに対してWiMAXは「UQコミュニケーションズ」という会社が運営している全国区のサービスです。

(深田恭子さん達が演じる3姉妹のCMで有名ですよね。)

「UQコミュニケーションズ」はauのグループ会社なので、中国電力のグループ会社である「ちゅぴcom」とは規模が違います。

そのため、サービス内容にもここまで大きな差ができてしまう訳ですね。

地方の小さな会社が運営しているサービスなので、「ちゅぴcom Air-LAN」の通信速度が遅く、エリアが狭いのは仕方がないことです。

僕も地元民として「ちゅぴcom Air-LAN」を応援したい気持ちはあります。

ただ、インターネット接続サービスとして見た時に、「ちゅぴcom Air-LAN」をおすすめするのはちょっと難しいなと思いました。

これから通信エリアが広がったり、通信速度が改善されるなどすれば期待が持てますが、現状は力不足というのが正直なところ・・。

なので、快適にインターネットを使いたい人は「ちゅぴcom Air-LAN」よりもWiMAXを契約するのがおすすめです。

筆者のおすすめWi-Fi
現在、料金割引キャンペーンを行っています

WiMAXはWEBキャンペーンを利用するとお得に申込める

WiMAXの月々の上限がないプランは月額料金が4,413円です。

ただ、WEBキャンペーンを利用すると最初の2カ月が2,999円。

3か月~24か月目までは3,753円で利用できます。

「ちゅぴcom Air-LAN」よりは少し料金が上がりますが、快適にネットを使おうと思ったらこれくらいのスペックは必要です。

広いエリアで使えて最大通信速度が10倍以上なので、ネット環境に迷っていたらまずはWimaxを試してみてください。

筆者のおすすめWi-Fi
現在、料金割引キャンペーンを行っています