「WiMAXを解約して手元に残っている端末を再利用できないかな?」あなたはこんな風に思っていませんか?
実はWiMAXのルーターはmineo(マイネオ)という格安simを使えば簡単に再利用することができます。
僕も解約済みのWiMAXの端末をヤフオクで購入してマイネオのsimで再利用していますが、月々の料金は1,000円以下で利用できています。
今回はマイネオのsimを使って、解約したWiMAXの端末を再利用する方法を解説するので参考にしてください。
マイネオの格安SIMは下記の公式ページから簡単に申込ができます。
【WiMAXの端末が簡単に再利用できる】
WiMAXの端末を再利用する方法
通常、モバイルルーターというのはsim(シム)と呼ばれるカードを差し込んで利用するようになっています。

WiMAXを解約するとこのsimが使えなくなるので、新たにマイネオでsimだけを契約しましょう。
この時に注意しなければいけないのが、どんなsimでも再利用できるようになる訳ではないということ。
WiMAXはauと同じKDDI系列のサービスなので、simもau回線のものが必要となります。
mineo(マイネオ)はdocomo、ソフトバンク、auという3種類の回線を取り扱っているので、この中からauの回線を選ぶようにしましょう。

僕はWiMAXのW05という端末にマイネオのsimを挿して使っているのですが、とても快適に利用できています。

マイネオを使うメリットは何と言っても料金の安さ。
WiMAXの契約だと一番安い7GBのプランでも月額料金は3000円台、それがmineoのsimであれば1000円未満で利用することができます。
mineoの月額料金一覧 | |
---|---|
データ容量 | 料金 |
500M | 700円 |
1GB | 800円 |
3GB | 900円 |
6GB | 1580円 |
10GB | 2520円 |
※詳細はmineoの公式ページを参考にしてください。
外出先でネットサーフィンをする程度であれば1GB~3GBで十分、10GBのプランを利用したとしてもWiMAXの7GBプランより安く済みます。
基本的にスマホのパケットプランは割高なので、WiMAXを利用するだけで通信費の節約になります。
毎日、高画質の動画を観るという人には容量不足かもしれませんが、
『ちょっとタブレットが使えれば良い』
『外出用にサブのモバイルルーターが欲しい』
『スマホのパケット代を節約したい』
という場合などにはとても便利です。
マイネオのデータ専用simには最低利用期間がないので、1ヶ月だけ使って解約するということも可能。
解約する際も解約違約金はかからないので、WiMAXのルーターが手元にある場合はmineoの格安SIMを使うというのはとても賢い選択です。
【WiMAXの端末が簡単に再利用できる】
マイネオで使えるWiMAXの端末一覧!
現時点で、筆者が把握しているマイネオのSIMで使えることが確認できているWiMAXの端末は下記の通り。
端末 | 利用可否 | SIM | 注意点 |
---|---|---|---|
W06 | △ | nano | |
W05 | ◎ | nano | 要volte |
W04 | ○ | micro | |
W03 | ◎ | micro | |
W02 | ○ | micro | |
WX05 | ○ | nano | 要volte |
WX04 | ◎ | nano | 要volte |
WX03 | ○ | micro | |
WX02 | ○ | micro | |
L01 | ○ | micro |

注意点の欄にある「要voLTE」というのはVoLTEに対応したSIMでないと利用できないということです。
VoLTE対応SIMについては後ほど詳しく解説してあります。
この該当する端末を持っているのであれば、マイネオを契約すると700円からモバイルルーターを使えるようになります。
端末別の設定方法はそれぞれの記事で解説しているので、下記の記事で確認してください。
WX04とW05以降の端末は「VoLTE SIM」が必須
WiMAXの端末(モバイルルーター)にはNECが製造している「WXシリーズ」と、HUAWEI(ファーウェイ)が製造している「Wシリーズ」の2種類があります。
この中でWX04とW05以降の端末では、「VoLTE」と呼ばれるタイプのSIMじゃないとネット接続ができないようになっています。
「VoLTE」というのは通信のタイプのことなので、SIMサイズが同じだとしても「VoLTE」に非対応のSIMでは接続できません。



「VoLTE」というのはLTE回線を使って音声通話ができるSIMのことです。
今までは3G回線を使って通話していたので、1つ新しいタイプのSIMだと思ってください
WiMAXはデータ通信端末なので音声通話は関係ないのですが、WX04やW05は「VoLTE」に対応したSIMを使わないとデータ通信もできないようになっています。
おそらくWX04とW05以降は「VoLTE SIM」でないと使えないという流れは変わらないと思うので、必ず「VoLTE」に対応したSIMを選ぶようにしてください。
マイネオを使った場合の月額料金は?
マイネオのAプランは最安で700円から利用できます。
マイネオのAプランの月額料金 | |
---|---|
データ容量 | シングルタイプ料金 |
500M | 700円 |
3GB | 900円 |
6GB | 1,580円 |
10GB | 2,520円 |
20GB | 3,980円 |
30GB | 5,900円 |
僕は出張先のホテルやカフェで仕事をしたり、新幹線の移動中に使うだけなので「3GBプラン」を契約しているのですが、サブとしてはこれくらいの容量で充分です。
20GBを超えるプランを契約するのであれば普通にWiMAXを使った方がコスパが良いと思うので、契約するとしたら10GBプランまで。
この辺りは、自分の月々の利用料に合わせて選んでください。



10GB以上のプランを契約しようと思っている人は、マイネオを契約するよりもWiMAXの他のプロバイダに乗り換えた方がお得です。
現在WiMAXを使っていて、料金が上がったから解約してマイネオにしたいという人も10GB以上を契約するとコスパが悪くなるだけです。
Broad WiMAXなら月額料金が安くなるだけでなく、乗り換えの際の違約金も負担してくれるので、マイネオで10GBプラン以上を契約するのであれば、Broad WiMAXに乗り換えた方がお得です。
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マイネオにしてもWiMAXは無制限で使える?
WiMAXは月々の上限なしで使えるサービスですが、マイネオのSIMで使う場合はマイネオの契約プラン以上の容量で使うことはできません。
3GBプランで契約した場合、使えるのは3GBまでで、3GBを超えると速度が200kbpsまでしか出ないように制限がかかります。
たまに、



WiMAXは無制限で使えるサービスだからマイネオにしたら安く無制限で使えるんじゃ?
と思っている人がいますが、マイネオのSIMを使う場合はマイネオの契約プランの容量内でしか使えないので注意してください。
ハイスピードプラスエリアモードは無料で使い放題
WiMAXでは「WiMAX2+」と「au LTE」という2種類の電波を使うことができます。
この中で「au LTE」はハイスピードプラスエリアモードと呼ばれ、無制限プランを契約している場合でも月に7GBまでしか使えません。
しかし、マイネオのSIMであれば7GBという制限はなく、契約した容量内であれば無制限で使うことができます。
「au LTE」は「WiMAX2+」に比べると通信エリアが広く、室内や地下でも繋がりやすいという特徴があります。
なので、マイネオで使う場合は常に「ハイスピードプラスエリアモード」にしておくのがおすすめ。
僕も常に「ハイスピードプラスエリアモード」にしているのですが、新幹線や地下鉄の中でも途切れないので快適に使えます。


マイネオのSIMでWiMAXを使う設定方法
WiMAXをマイネオのSIMで使えるようにするためには、大きく分けて下記の4ステップが必要です。
- マイネオのSIMを契約する
- 端末にSIMを挿入する
- パソコン(スマホ)を使ってSIMの設定をする
- 端末で使う電波をマイネオのSIMに切り替える
- 利用スタート
という訳で、それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
まずはマイネオのSIMを契約
まずは公式ページからmineoのSIMを契約しましょう。
この時、選ぶSIMのプランは必ず「Aプラン」を選ぶようにしてください。
Aプランの「A」はauの「A」です。
ドコモ版(Dプラン)やソフトバンク版(Sプラン)を選ぶと接続できない端末もあるので、確実に使いたい場合は「Aプラン」を選ぶようにしてください。



WiMAXの端末の中にはSIMフリーのものもあるので、ドコモやソフトバンク系のSIMでも使える場合があります。
ただ、色々な情報があると分かりにくくなるので今回はauプランに限定して話を進めています。
そして先ほど解説した「VoLTE SIM」に関してですが、基本的にはW05やWX04以前の端末は「VoLTEに未対応のSIM」で大丈夫だと思います。
僕はW03もマイネオのSIMで使っていたのですが、その時は 「非VoLTE」のSIMでした。
なので、自分の使いたい端末がどちらに対応しているかをよく確認しておいてください。
WiMAXの端末にSIMを挿入する方法
SIMが届いたら端末にSIMを挿入しましょう。
基本的に「Wシリーズ」は端末の側面、


「WXシリーズ」は裏ぶたを開けてバッテリーを外した場所にSIMスロットがあります。


「Wシリーズ」はカチッと音がするまで押し込みましょう。
「WXシリーズ」はケースを少しスライドさせてからロックを解除するようになっているので注意してください。
パソコン(スマホ)を使ってSIMの設定をする
SIMを挿入したら、次はパソコンやスマホを使ってAPN設定を行います。
APN設定というのはSIMと端末を紐付ける作業だと思ってください。
この作業をすることでWiMAXの端末がマイネオのSIMを認識してネットに接続してくれるようになります。



WiMAXの端末の中にはSIMフリーのものもあるので、ドコモやソフトバンク系のSIMでも使える場合があります。
ただ、色々な情報があると分かりにくくなるので今回はauプランに限定して話を進めています。
まずパソコンやスマホでWiMAXに接続します。


パスワードを入力するように求められるので、端末に記載されているパスワードを入力します。
この状態では端末がSIMを認識していないのでインターネットに接続することはできません。


そのため、端末にSIM認識させる作業が必要になります。
まずは「Google chrome」や「safari」などのブラウザを開いて、アドレスバーに「http://192.168.179.1」と入力しましょう。


すると、WiMAXの設定画面が表示されます。
まずは任意のパスワードを決めて入力。
ここで決めたパスワードが管理者画面へのログインパスワードになります。


上記はWX04での設定画面です。Wシリーズは設定画面が異なります
次にTOP画面に移動してログインをします。
ユーザー名に「admin」、そして先程設定したパスワードを入力してログインしましょう。


左側にある【ネットワーク設定】→【プロファイル設定】を選びます。


画面の真ん中で【no setup】を選んで、下記の情報を入力しましょう。


プロファイル名 | 任意の名前(mineoなど) |
---|---|
APN(接続先情報) | mineo.jp |
ユーザー名 | mineo@k-opti.com |
パスワード | mineo |
認証タイプ | CHAP |
IPタイプ | IPv4 |
全て入力するとこんな感じ。
今回はプロファイル名(任意の名前)を「mineo-wx04」にしてあります。


【設定】で内容を確定して左側にある【保存】をクリックします。


これでパソコン(スマホ)を使ったWiMAXのAPN設定が終了です。
端末で使うSIMをマイネオに指定する
最後にWiMAXの本体を操作して、今回設定したSIMを使って接続するように指定します。


【設定】→【APN設定】へ進んで先程の設定で付けたプロファイル名(今回はmineo-wx04)を選択すればOKです


これでマイネオの格安SIMでWX04が使えるようになります。
どうですか?簡単ですよね?
今回の内容を参考にしていただければ、5分くらいで設定は完了します。
mineoのSIMに興味がある方はぜひ試してみてください。
マイネオで使えるWiMAXの端末まとめ
今回はマイネオで使えるWiMAXの端末について紹介しました。
端末 | 利用可否 | SIM | 注意点 |
---|---|---|---|
W06 | △ | nano | |
W05 | ◎ | nano | 要volte |
W04 | ○ | micro | |
W03 | ◎ | micro | |
W02 | ○ | micro | |
WX05 | ○ | nano | 要volte |
WX04 | ◎ | nano | 要volte |
WX03 | ○ | micro | |
WX02 | ○ | micro | |
L01 | ○ | micro |
僕は「W05」「W03」「WX04」の3機種で実際に試してみたので、この3機種であれば間違いなく使えます。
それ以外の機種でも実際に使っている人がいるので、基本的にWiMAXはマイネオのSIMで使えると思ってOKです。
今回の記事を参考に、ぜひマイネオのSIMでWiMAXを使ってみてください。